夏鳥がやってきました

今朝は昨日に比べ大分暖かくなり、

野鳥たちも活発になってきました。

夏鳥、“summer visiter”の一番乗りはツバメで、とっくにやってきましたが、

今日はセンダイムシクイがあちこちで囀っていました。

コナラ、クヌギやケヤキ等の落葉樹の若葉が開いた今頃にやってきます。

その名の通り、虫食い、insect eater、の仲間です。

ほかのムシクイでは、ウグイス、メボソムシクイ、エゾムシクイ等がいます。

これらの鳥の姿は、どれもだいたい黄緑色と茶色に近い緑色の中間色で

白い眉線があります。とてもよく似ていて、見分けるのはちょっと大変です。

しかし、そこはよくしたもので、鳴き声はお互いに全然違う鳴き方をします。

センダイムシクイは、チヨチヨビーとか、ショウチュウ(焼酎)グイーと、

日本語に置き換えて聞くことができます。日本語への置き換えを

聞き做(な)しといいます。「見做し」と同様の意味です。最も有名な

聞き做しはウグイスの「ホーホケキョー」→→「法、法華経」でしょう。

センダイムシクイの聞き做しには、「ツルチヨギミー」→「鶴千代君ー」、

というのもあります。歌舞伎の演目「先代萩」の鶴千代君、

と聞こえるというわけで、センダイムシクイという名前はその鳴き声

から来たというのが有力な説です。

江戸時代の文化と博物学の近さを実感させる話です。

さて、ムシクイ類は4月中旬から5月にかけてこのあたりを通過していきます。

数年前には、高山で繁殖するメボソムシクイが市役所前で囀り、

また、エゾムシクイ(亜高山帯で繁殖)が能ケ谷神社で鳴いていました。

これからの季節は、夏鳥が次々にやってきます。

ちょっと、耳をそば立たせてみるのもよいと思います。

 

2013年04月16日