行政経営改革 ― 市政の持続的な改革

企業であれ、公益法人や学校、地方自治体であれ、およそ「組織」であれば必ず「経営」が伴います。また、持続的な「経営の改革」がなければ、失望や離反などで経営の質が下がり退場を迫られます。(市町村の場合「退場」は、なかなか具体的に何かという点は難しいのですが。)

町田市は、行政サービスの供給主体ですので経営改革の前に「行政」をつけて「行政経営改革」としましたが、「行政」がなくとも本質は同じです。
これまで取り組んできた経営改革の実績を紹介します。

第1次5ヵ年計画期間(2007年度~2011年度)における
主要な経営改革

1 包括外部監査制度の導入
都道府県や政令市等では義務として、一般市は任意で導入。2007年度から毎年度実施し、2010年度・2011年度の監査対応では模範賞を獲得しました。
2 ゴミ収集業務の民間委託化
10年来の懸案であった委託化を2007年度から実施。これに伴い直営収集は3割に縮小し収集サービス全体が改善されました。
3 市民病院で病院機能評価を実施
2007年度に引き続き、2012年度の第2回病院機能評価では診療部門が大幅に改善され、評価が大幅に向上しました。
4 職員数の削減
2,362人 → 2,258人(▲104人)
全国の類似都市30市中、人口当たりの職員数が最も少ない都市になりました。
5 人事考課制度の導入
一般職員まで全員に考課を実施し、昇給やボーナスに反映。部長については目標管理MBOを導入し、「広報まちだ」で達成度を公表しています。
6 特殊勤務手当の原則廃止
2項目を残し全廃したことで、2,400万円の削減を実現しました。
7 職員の民間公募制度を導入
法務(弁護士)、システム管理、広報の3部門で実施しました。
8 インセンティブ予算制度の実施
創意工夫と節約により、年度末に予算を残した部門に対し翌年度以降3年間、節約額の半額を使途を決めずに追加配当しています。
9 新公会計制度の導入準備
保有資産の台帳整備を行いました。評価後、資産額をバランスシートに載せ、開始貸借対照表を作成するとともに、仕訳等の職員研修を実施。全国1,700余の市町村の中で、唯一町田市が2012年度から複式簿記を導入しています。
10 アセットマネジメントの導入
2007年度から、道路橋梁等のインフラ資産の計画的維持管理システムを導入し、老朽化による事故発生等を防止しています。
11 市職員の出勤時間10分前倒し
これまでは出勤時刻が営業開始時間と同じ8時30分でしたが、10分前の8時20分出勤としました。各職場では8時20分から毎日、朝礼をしてお客様を迎える準備をし、8時30分に窓口を開けています。出勤時間の前倒しは、三多摩26市では町田市だけの取り組みです。

2012年度~2016年度の新(第2次)5ヵ年計画における
経営改革の取り組み

3つの基本方針

1 市民と問題意識を共有し、共に知己課題に取り組む

2 市民の期待に応えられるよう、市役所の能力を高める

3 いつでも適切な市民サービスが提供できる財政基盤をつくる

基本方針に沿った以下の取り組みは、いずれも1~5年以内の達成を目標にしています。

  • 学校給食業務の見直し
    自校方式を基本としながら、民間事業者への委託を導入。
  • 学校用務員業務の見直し
    常勤一般職員を減らし、学校管理センター業務の一部を民間委託化。
  • 学校事務業務の見直し
    常勤一般職員を3分の1程度に削減し、再任用職員及び嘱託職員に切替え。
  • 事業別の財務諸表の作成
    複式簿記によるデータを活用し、効率的で効果的事業執行を実現。
  • 市有建築物の計画的維持管理の推進
  • 学校開放事業の再編
    小中学校の体育館などを地域スポーツ施設と位置付け、クラブハウスやシャワー設備等を整備し、地域スポーツの活性化を図る。

町田市では、2007年度~2011年度の中期経営計画を定め、この5ヵ年計画では「重点政策」「行政経営改革」「中期財政見通し」の3つに分けていました。現在の、「まちだ未来づくりプラン」や「新(第2次)5ヵ年計画」については、町田市公式ホームページの 市の計画 をご覧ください。また、市長自身の「ローカルマニフェスト」ともいうべき、「町田の未来をつくる政策・施策」については基本計画のページをご参照ください。なお、中期経営計画の実績評価については、町田市公式ホームページの中期経営計画にアップしています。