彼岸花(曼珠沙華)が咲きました。真光寺川の流れの横に
早くも9月10日前後に現れました。広袴神明社にも小さ
な群落があります。
「葉見ず花見ず」という別名があるように、この季節に茎を
伸ばし、花を咲かせますが、葉のほうは花が倒れてしばらく
して芽を出します。花が咲いているときは葉が見えず、葉が
ある時は、花が枯れて見えないということで、そう呼ばれて
います。
彼岸花は生き残り繁栄する戦略として、「葉見ず花見ず」
戦略を採用していると思われます。彼岸花の葉は、冬の間中
青々と茂り、他の草が枯れている中で冬日をたっぷり独り占め
して、球根に栄養を蓄えます。
春になって他の草が伸びてきたら、どうぞごゆっくり、と言って
枯れてしまいます。そして、秋になって球根に蓄えられた
栄養を使って、花を咲かせる戦略です。春と夏の季節の競争を
うまいこと避けて、競争に勝ち残るという戦略です。
いつ葉が出てくるか、今咲いている場所を
今年も見張っていようと思います。
2013年09月18日